レコーダー視点で語るDesignship2018
【レコーダー視点で語るDesignship2018】
お久しぶりです。常葉大学の遠藤です。
先日行われたdesignshipにてグラグリッドさんのインターン生として、ビジュアルシンキングのお手伝いをしてきました。
レコーダーから見た内容要約!とかしても今回のグラレコは記録のためではないため他の方々の文章での速報の方が何倍も詳しく書かれているので省略します。いつもの通り主観で感じたことを書きました。グラフィッカー視点でって書いてあるけどどちらかというと遠藤視点で語るDesginship2018な気もします。
◼︎何のためのグラレコか
今回グラフィクレコーディングを行なっていましたが、こちらの肩書きは「ビジュアルシンキングパートナー」でした。
ノートテイクとしての役割ではないです。
広義としての本質的な価値は他の子が書いているので省略します。
▼部長の望月
https://mtzkkotomi12.hatenablog.com/entry/2018/12/03/211624
▼副部長の山川
https://note.mu/harekuma/n/n43d05a2ee6c2
では狭義としてはなんのために描いてたかというと、セッションで聞いた内容へのリフレクションのとしてです。
簡単に言うと、聞いた内容にたいして何か思うことあったらメッセージ書いてね、得た知識を自分の中で終わらせないでアウトプットしましょう!ということです。
率直になんか聞いて、思って、それどこかにその想いぶつけたくない?そのぶつけ先としてグラレコ置いておきますね。というイメージ。
ツイッターじゃない、フェイスブックでもない、電子状でなく物理的に感想を押し付ける、投げられる絶好の機会だったということです。
遠巻きに記録用として眺めてた方、いませんか?
書かなかったみなさん、後悔してください。多くの登壇者の方が「伝える」について話した後にことを。そして何かしらでアウトプットしましょう。
あなたはオーディエンスではないです。
どんなに運営が頑張っても、レコーダーが頑張っても、最後に皆さんが一歩行動してくれないと純粋に描いたものが壁画のような扱いを受けてしまうの悲しいという要因も大きいので自分もこのカンファレンスを作る一角を担ってるんだという思いで来年はより多くの人に参加していただきたいです。
今年でも多くの方が参加してくれましたが貪欲に、来年は参加者全員が何かの思いをぶつけざるをおえないようなレコーディングをしたいですね。
まるで全然書いてくれる方がいなかったみたいな文ですが実際には多くの方に思いをぶつけていただいています!感謝!
そして書いていただいた付箋を何個か(勝手に)抜粋しました。
ブランド観点でデザインする
いくら使い勝手が良くても心に残るものがなければすぐに別の使いやすいものに変わるんだろうなあ
プロトタイプの途中でもガンガン公開しちゃうのってクリエイティブ!
社内で協創について話題に上がっていたけどゴールばかり意識してしまっていた!ありがとうございます!
後に続く人たちのために記録を残すという姿勢が素晴らしいと思いました。
越えさせていただきます!
僕のロールモデル!
(エクスペリエンスデザイナーとしてチャレンジしてきた俺の屍を超えてゆけ)
セッションを聴いて改めて医療の抱えるデザインの重要さに気づいた!面白かった!
未来を変えていきたいという想いがすごく伝わってきて胸が熱くなった!応援してます!
デザイナーは言語化が苦手な人も多いけど企業の中では説明が大事、そこはデザイナーの努力によってデザインが浸透するかと!
◼︎思考を止めるな!
一つ前の項目で散々あなたはオーディエンスじゃないんだよということについて語りましたが一方でこういう登壇者の方の話を聞くものって「ああ、すごい、なるほどな!」でおわってしまいがちな気がします。太田さんの話から引用すれば「わかる、はもういい、変える、をはやく」の「わかる」で終わってしまう。有知無能。
ではどうすれば「わかる」で止まらなくなるのでしょうか。私は第1ステップは「思考を止めないこと」だと思っています。第2ステップは「言語化し、アウトプットすること」かなって。そして第3ステップで「語り合うこと」第2と第3は場合によって入れ替わりますが。
私は約1年前からブログを書くようになったのですがものすごくこれを感じます。
結局は自分の言葉で書かないと入ってこないなって。ただのメモであれば、それは自分のわかるではなく、その話した方の「わかる」のままで、自分の言葉で語ることで始めて自分の「わかる」になる。
今回、デザインシップで検索するとものすごい数のツイートや投稿があって、自分の言葉で色々な人がアウトプットしているんですよね。これって登壇者の方の話を聞きながらフルで思考を回転させて、直後に発信したくてウズウズしてる人が多かったんだなと思います。あぁ、登壇者の方想いは伝わってるんだな、「変える」「動かす」プレゼンってこんなにも力強いんだなって思いました。
こんだけアウトプットの大切さを感じながらも私自身、最近ブログをサボりがちでした。しかし今回デザインシップに参加してこの気持ちを昇華させたい!どこかにぶつけたい!という思いがムクムクと湧き出て書きました。
この更新されてない約半年の間様々なことがあって(ありすぎて)一応文章にしてはいたものの、人様に見せられるレベルではなかったのでそっとしておいたスマホのメモ約5000字程度眠っていました。
◼︎わからないからプロトタイプをする話
すごい心に刺さる言葉でした。
誰もわかる人なんていない、だから先に進まなきゃいけない。
デザイナーの強みって
・混沌に寄り添う力
・答えがないものに立ち向かう力
だというふうに言われています。では自分はそれができているかと思うと、できていない。
最近では、わからないから一時停止してそのまま先に進めないということばかりで、停滞気味でした。ついつい答えを求めてしまう、正答はなにかを考えて予防線を張った生き方をしてしまう。
わからないから行動しなくてはいけないんだなあ。
◾︎安全地帯にいる恐ろしさの話
俯瞰して、一歩引いてみることって大切だと思います。事実、私自身も何かをするときメタ視点で考えるように努力しています。
でもそれが一時的に引いた視点で見ているだけだったらいいのかもしれないけど、常に冷静さを装って全てに対して一歩引いた場所で達観しててはいけないなと思いました。
まだまだ私は学生という身分で年齢的にもだいぶ若造ですが、大学という場所においては3年生で、自然とサークル内でもある程度の発言力を持つようになってきました。
するとどうなるか。自分で行動しなくても指示するだけで後輩がやってくれ、仕事も結構後輩へと振っていくようになります。すると必然的に自分はそこまで冒険しなくても勝手にある程度の成果がつくんですよね。もちろん自分自身で行動もしますし、指示が徹底してなくて迷惑をかけてしまうこともありますし、ある程度の責任を負っています。
でも1、2年の頃と比べて行動する頻度は減っています。行動が減ると次の行動にでるときに動き出すのがこわい。そうなってしまえば行動しないでそれ違うよとかいいんじゃないとか言ってるだけで結局自分自身はなにもしないで偉そうにしているということになってしまいがちです。安全地帯からでるのが怖くて、でもでなくてもある程度なんとかなってしまっていて。悪循環を繰り返してます。
前の項目にも関係しているのですがわからないから行動するのにわからないから行動しないへとなってしまうことの方が恐ろしいです。
何事にも野次を飛ばすだけのオーディエンスにならないようにしなくては。
<最後に>
◾︎学生目線で考えるdesign ship 2018
全体を俯瞰してみるとデザイナーのキャリアパスについてを語る人が多いように感じました。
これだけの熱意でデザインの未来を語られて、行動で示されてしまったら、渡されたタスキを受け取らないわけにはいかないし走らないわけいかない。
聞き逃した講演の確認をしてたら更新がおそくなりましたが、この2日間、ものすごく疲れたけどそれ以上に楽しかった!関わった方みなさんに感謝!!
design ship 2019 楽しみにしています。